ミラノの2クラブのシーズン開幕戦。赤と青の明暗は?

●選手獲得レースはインテルが先勝。ミランの運命は?

イタリアの国内サッカーリーグ、セリエAがついに開幕。

開幕から絶対王者ユベントスは危なげない勝利を飾り、つまづいた昨季の開幕とは違う順調な滑り出し。

ユベントスを最後まで追い詰めた昨季準優勝は絶対エースのアルゼンチン代表、イグアイン選手を失った影響か引き分けという波乱の結果に終わっています。

今季のポイントはかつてユベントスとともに、セリエAだけでなくヨーロッパ全体の覇権を争ってたミランの2クラブ、ACミランとインテルの動向でしょう。

開幕前は移籍市場での明暗が分かれた両チーム。

アジア資本の導入で着実に補強を進め、戦力の向上を図ったインテルと、中国資本への身売りが遅くなり、的確な補強ができなかったACミランを比べると2016年シーズンスタート前の状況はインテル有利という世間の見解でした。

今回は両チームの開幕戦を振り返り、きっぱりと別れた「スタートダッシュ」の明暗をつけていきたいと思います。

●開幕戦で別れた明暗。ミランはエースの奮起で勝利

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開幕前に十分な補強ができなかったミランですが、モンテッラ監督の就任は明るいニュースとなりました。

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クラブの伝統としてボールを支配して試合をコントロールするいわゆるポゼッションサッカーを美徳とするミランですが、戦力の低下に伴いミハイロビッチやインザーギ監督は就任当初ははポゼッション志向のサッカーを目指したもののチーム戦力の影響もあり、両監督ともにカウンター主体のサッカーに切り替えています。

モンテッラ監督は過去にフィオレンティーナを率いた際、ポゼッションサッカーで評価を得たポゼッションサッカーのスペシャリストです。

相手はいきなり昨季ミランを率いたミハイロビッチ監督率いる曲者トリノ。

たびたびチャンスを作られるも今回は残留を決めたエースが奮起しハットトリックの活躍。調子のよさがうかがえました。

逆に不安があるのはDF陣、キーパーの大活躍はあったものの少し集中力を切ったようなシーンが目立ち2失点。

何とか勝利をものにしました。

あ・・・本田選手は出場なしでした。

●エース、イカルディ選手の不調で敗北したインテル

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一方のインテルは待望のゲームメーカー、バネガ選手をセビージャから獲得するなど選手の補強が的確にできた一方、今シーズンを指揮する予定だったマンチーニ監督がチームの方針に満足できずにまさかの辞任。

後任には元オランダ代表の名選手だったフランク・デ・ブール監督が就任し、ばたばたとした開幕を迎えました。

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新加入のバネガ、カンドレーバが出場し、長友選手もフル出場を果たしました。

結果は2-0での完全敗北。ゲームは常にインテルのポゼッションで支配するも決定力を欠く展開に。

隙をつかれて2ゴールという感じでした。

試合の敗因の大きな一つはやはり昨季多くの得点を記録したエース、イカルディ選手の不調でしょう。

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データを振り返ると今節ではペナルティエリア内でのタッチ数は0回、シュートが0回とゴールを取ることが仕事のポジションとしてはあまりにもお粗末な結果になってしまいました。(逆にどこにいたのかw)
もちろんこの背景にはトップ以下のDF、中盤がチャンスを演出できなかったということもありますが・・・。

攻撃の組み立て、エースの復調がすぐに1週間の準備でできるかは微妙ですので、もう少し苦しいシーズン序盤戦を過ごす匂いがプンプンしてきた試合となりました。

●第2節への展望

まだリーグは始まったばかり。

長期間の戦いをこなすうえで重要なチームのコンディションを保ち続けるスタミナは選手層のあるインテルが有利なのは変わりないでしょう。

しかし、開幕戦での勝ち点3と0の差は数字以上に意味が大きく、ともにエース依存型のチームにとっては、バッカ選手の好調とイカルディ選手の不調はチーム体制の明暗をくっきりと分け、ミランの勝利となりました。

デ・ブール監督の戦術がフィットすればよもや下位に沈むチームではないと思いますが、早急に戦術のフィットとイカルディ選手の復調が待たれます。

ミランの課題は同じくバッカ選手への依存。

怪我などエースの離脱に対しての「プランB」の確保が予想外の躍進のきっかけになることを祈ります。

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