ベルギーで鮮烈なデビューイヤーを果たした久保裕也選手とは?

■ヘントで、日本代表で昨年ブレイクしたリオ五輪世代

ワールドカップ予選を見事に突破した日本代表、昨シーズンは目新しい戦力が躍動し、日本代表は世代交代を迎えており来年のワールドカップメンバーへの生き残り合戦が始まっています。

そんな中頑張っているのが「リオ世代」のプレイヤーたち。

ドイツのシュツットガルトで活躍する浅野選手やポルトガルのポルティモネンセでゴールを挙げている中島翔哉選手、オーストラリアの絶対王者、ザルツブルグで活躍する南野拓実選手など、今世界中でリオ世代のプレイヤーが頑張っています。

そんな「リオ世代」の中でチーム・代表ともに昨季ひときわ輝いていたのがベルギーのヘントで現在プレーする久保裕也選手でしょう。シーズン途中で加入した久保選手はゴールを量産。代表でもゴールを挙げるなどチーム、そして日本代表を何度も救い、その評価はうなぎのぼりです。
今回はそんな日本の次世代エース、久保裕也選手についてその経歴やプレースタイル、市場価値やプライベートに注目し、ご紹介していきます。

■久保裕也選手のプロフィール

まずは久保選手の基本的なプロフィールからご紹介していきます。

1714″ src=”kubo34897″ “kubo34897″ =”1280″ =”720” />

・名前:久保裕也

・出身地:山口県山口市

・生年月日:1993年12月24日(23歳)

・身長/体重:178㎝/72kg

・利き足:右足

・ポジション:FW、MF

・出身ユース:京都サンガU-18

・現所属チーム:KAAヘント(ベルギー)

・背番号:31

・所属歴:京都サンガFC(日本)→BSCヤングボーイズ(スイス)→KAAヘント(ベルギー)

・主な獲得タイトル:AFC U-23選手権優勝(2016)

・代表歴:U-16~U23日本代表、日本代表

■久保選手の経歴

・天皇杯で大活躍し、一気に未来を期待される存在へ。

久保選手は出身である山口県の鴻南中学のサッカー部時代に同級生の現在川崎フロンターレに所属する原川力選手とともにプレーし全国大会などに出場、中学卒業後は在学時代から注目されスカウトを受けていた京都サンガFCの下部組織に入団を果たします。

高校2年の時点でトップチームに登録されるなど、当時からその才能に注目されていた久保選手は京都のU-18でエースストライカーとして活躍していました。
(ちなみに当時の京都には原川選手の他に浦和レッズで現在活躍中の駒井選手の他にのちにプロ入りを果たす優秀な選手が多く在籍し『京都ユース黄金世代』と呼ばれていました。)

高校3年の時に再びトップチームに登録された久保選手はJリーグ(J2)でデビューを果たすとその試合で初ゴールを挙げ、鮮烈なデビュー、18歳という若さもあり注目度を一気に上げました。

特にデビューイヤーで印象に残った場面が、その年の天皇杯。

J2のチームながら天皇杯を制覇した京都サンガの中心だった久保選手は、準決勝・決勝と立て続けにゴールを決め、この優勝に大きく貢献しました。

大きな期待を背負った翌2012年は初の日本代表に招集されるなど、順風満帆かに思われましたが、スタメンで出場したJ2ではなかなかゴールが生まれず、21節やっとゴールが生まれたものの、その後は出場機会に恵まれず、これまでのサッカー人生の中で最悪のシーズンを送ることとなってしまいました。

とはいえ、2011年の目覚ましい活躍もあり、当時の若手選手の中では期待の選手として知名度を高めていった久保選手。2013年にはスイス1部リーグのヤングボーイズへの移籍が発表されます。

・海外での活躍はビッグクラブも注目する存在に

鮮烈なデビューイヤーから一転、初年度よりも目立つインパクトを残せず、徐々に日本を代表するプレーヤーから遠ざかっていた久保選手でしたが、海外という厳しい舞台で持ち前の才能と勝負強さを見せ、その評価を大きく高めました。

2013年、海外では無名の久保選手でしたが、スイスの舞台でさっそく躍動を見せます。

スイスリーグの開幕戦でいきなりゴールを決めて見せると、そのシーズンはスイスの絶対王者バーゼルを相手に同点ゴールを叩きこむなど、スイスリーグ注目の若手選手として活躍。そのほとんどの試合が途中出場ながらシーズン7ゴール5アシストと結果を出しました。

そして翌2014年にはヨーロッパリーグに出場。ナポリなど強豪チームと同組となったものの久保選手は堂々と戦いゴールを挙げるなどの活躍をし、決勝トーナメント進出に大きく貢献。

惜しくも決勝トーナメントでは破れてしまいましたが大きく貢献しました。

2014年のリオオリンピックでは代表に選出されたものの、ヤングボーイズがヨーロッパリーグの出場を理由に派遣を拒否するなど、久保選手の重要性がこのエピソードからも見て取れます。(久保選手自身は非常に悔しい思いでしょうが・・・)

2015年にはスタメンとして定着。リーグ戦9ゴール6アシストというキャリアハイの成績を残し、この年、そして翌年2016シーズンもヨーロッパリーグを戦いました。

チームと同時にオリンピック日本代表でもエースとして実績を残していた久保選手はその実績を買われ2017年にベルギーのヘントへのクラブ史上最高額での移籍を発表。

シーズン途中からの加入となったヘントではリーグ戦わずか7試合ながら5ゴールを記録。特にメヘレン戦で決めた華麗なドリブルからのゴールは評価を受け、「日本のメッシ」「スシボンバー」など様々な報道がなされました。

好調な久保選手は日本代表としてアジア最終予選に出場。初戦のUAE戦で敗戦し、厳しい状況の日本代表においてサウジアラビア戦、UAE戦の2試合でゴールを記録し救世主として一気に国民的なスターになりました。

そして迎えた今夏の移籍市場。ベルギー、そして日本代表での活躍が評価され、ポルトガルの名門、ポルトへの移籍の噂が報道されるなど、日本人選手の中ではかなり高い評価を受けた久保選手でしたが、結果今シーズンもヘントに残留し、悲願のリーグ優勝を目指すことになりました。

■久保選手のプレースタイル

名門ポルトに後釜として注目されるなど、その高い才能を近年発揮しまくっている久保選手のプレースタイルはどのようなものなのでしょうか。

久保選手の一番の特徴は、日本代表の永遠の課題ともいえるシュート精度の高さでしょう。両足ともに精度が高く、強烈な久保選手のシュート力は日本代表の中でもトップクラスです。

またボールを扱うスキルが全般的に高く、ボールキープやボールを運ぶドリブル、トラップまでを高い精度でこなすことができます。

センターフォワードとしてつぶれ役も出来、日本代表でプレーしているサイドでもチームに大きく貢献するなど、非常に起用にこなしユーティリティー性が高いところも久保選手の武器でしょう。

お手本にしている選手はスペイン代表のビジャ選手と言うことで、確かに前線でのプレーのスタイルはビジャ選手を彷彿とさせる部分はありますね。

■久保選手の市場価値

久保選手の京都サンガからヤングボーイズへ移籍した際の移籍金は40万ユーロ(5500万円)と言われています。その後ヤングボーイズで頭角を現した久保選手は、現在所属するヘントに移籍することになりましたが、その際の移籍金は4億2000万円と言われておりこれはヘントの史上最高額での移籍金とのこと。

これは海外でプレーする日本人プレイヤーの中では大迫選手や本田圭佑選手と同じ7位の移籍金に相当するといわれています。移籍金だけ選手の価値は決まるわけではありませんが、ポルトへの移籍も噂されていただけに、今後の活躍次第でもっと価値を上げてもおかしくはありません。

気になる久保選手の年俸は1億2500万円と言われています。大きなリーグではないので他の海外トップクラスの選手と比べることはできませんが、仮にJリーグの年俸ランキングでいえば久保選手の年俸はかなり上のランキングになります。

■久保選手のプライベート、性格は?

インタビューの受け答えなども物静かな印象の久保選手。そのプライベートや性格はどのようなものなのでしょうか。

調べてみるとどうやら、久保選手はそのイメージ通り、非常に寡黙でサッカーにストイックな性格のようです。
愛読書は長谷部選手の『心を整える』、スイスでは通訳をつけず、独学でサッカーに打ちこみ、スイスでの生活を報道した取材では「家は食事をとって寝るための場所」とすっぱり。サッカー以外には現在興味が内容で非常に努力家の一面が見えます。

そのストイックさが、無名での海外での挑戦から確実にステップアップを果たした現在につながる大きな要因であることは間違いありません。

■久保選手の最新情報、移籍の噂は?

1713″ src=”kubo23789″ “kubo23789″ =”645″ =”447” />

先日、2017-18シーズン、ヘントで4ゴール目をマークした久保選手。2年目のシーズンはやや苦戦しているものの、シーズンを通して主力として活躍することは間違いないでしょう。

そんな久保選手でやはり気になるのは日本代表での立ち位置。

サウジアラビア戦とUAE戦ではゴールという結果でヒーローになったものの、その後の試合ではおおきくアピールすることができなかった久保選手。
代表で担当する右サイドのライバルには日本代表の「キング」本田圭佑選手がおり、今後のポジション争いはし烈なものになりそうです。(状況によっては岡崎選手という選択肢もありますしね。)

日本を救ったニューヒーローが代表に定着し、日本代表のスタメンとしてロシアの舞台に立つのか?

今から約10か月後のポジション争い、そして久保選手のベルギーでの今後の活躍から目が離せませんね!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする