新生ミランの中盤のダイナモ、フランク・ケシエ選手とは?

■昨季大ブレイクした若手集団アタランタの中心選手

今シーズンの移籍市場で最も活発に選手を獲得したチームの一つが、イタリアの名門ACミラン(ミラン)でしょう。

ミランはセリエA全体の問題にもなったカルチョ・スキャンダル以降徐々に財成の問題でビッグネームが離脱し、ここ数シーズンはヨーロッパの舞台からも遠ざかるまで衰退していました。

しかし、昨シーズンはGKのドンナルンマ選手やロカテッリ選手、スソ選手やニアン選手などモンテッラ監督のもと浮上のきっかけをつかむシーズンとなりました。さらにチームの売却が完了し中国資本が流入してくると、今シーズンはチームごと入れ替えんばかりの勢いで次々と選手を獲得し大幅に戦力アップを果たしました。

そんなミラン新加入組の一人が昨シーズン、若手主体のチームで4位に食い込み、大ブレイクしたアタランタからやってきたフランク・ケシエ選手です。
ケシエ選手は中盤でダイナモ(発電機)として活躍。その豊富な運動量は攻守両面にて非常に高いパフォーマンスを発揮し、多くのビッグクラブから注目の噂もあった期待の選手です。

今回は昨年度大幅に評価を挙げ、ミランの心臓として活躍するフランク・ケシエ選手についてそのプロフィールやプレースタイル、その市場価値などにも注目しご紹介していきたいと思います。

■ケシエ選手のプロフィール

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まずはケシエ選手の基本的なプロフィールからご紹介していきます。

・本名:フランク・ヤニック・ケシエ

・国籍:コートジボワール

・出身地:オウラガヒオ

・生年月日:1996年12月19日(20歳)

・身長/体重:183cm/76kg

・利き足:右足

・ポジション:MF

・現所属チーム:ACミラン(イタリア)

・背番号:79

・所属歴:ステッラ・クラブ(コートジボワール)→アタランタ(イタリア)→チェゼーナ(レンタル・イタリア)→アタランタ→ACミラン

・代表歴:コートジボワール代表U-17~20代表、コートジボワール代表

■ケシエ選手の経歴

地元コートジボワールのチームでキャリアをスタートしたケシエ選手は1年でセリエAのアタランタに入団します。加入1年目はかつて長友選手もプレーしていたチェゼーナにレンタル移籍し2015-2016シーズン、10代ながら39試合に出場し主力として活躍。個人としては4ゴールと上々なセリエAデビューを果たします。

レンタルが終了し、再度アタランタに復帰した2016-2017シーズン。このシーズンのチームそして個人の活躍によってケシエ選手の名が知れ渡ることになります。

このシーズンのアタランタはケシエ選手をはじめとした優秀な若手選手が躍動しリーグはユベントス、ナポリ、ローマに続く4位でフィニッシュ。ヨーロッパリーグへの出場権獲得にケシエ選手は中心選手として大きく活躍し、自身もカップ戦を含めて7ゴールを記録する事となります。

そんな活躍もありほかの選手と同様、ケシエ選手は今夏ミランへの加入が決まり新シーズンをレギュラーとしてすばらしいスタートを切っています。

そんなケシエ選手の代表でビューは2014年、なんと17歳の時にシエラレオネ戦でデビューを果たしています。それ以降も代表メンバーに定着し、後継者とも言われる34歳のヤヤ・トゥーレ選手らとプレーし、来年のワールドカップ予選を現在戦っています。

■ケシエ選手のプレースタイル

ケシエ選手はセントラルMFのポジションを得意としていながら非常に高い得点能力を持っており、昨季所属していたアタランタではシーズン7ゴールを記録している選手です。

・強力な攻撃センス

ケシエ選手のもっとも大きな特徴はその攻撃力です。フィジカルを活かした力強いドリブルとミドルシュートを武器にしており、どんな距離からでも豪快なシュートを叩き込むことができます。

また足元の技術も高水準でキープ力もあり、この辺りはヤヤ・トゥーレ選手に通じるしなやかさを感じます。

・ピッチを縦横無尽に走りまわるスタミナと守備力

ケシエ選手はそのテクニックと豪快なシュート力が注目されますが、実はもともとCBとしてプレーしていた経歴があり、そのスタミナとフィジカルを活かした激しいマークをウリにしています。

・多くの仕事をこなせるユーティリティ性

このようにセントラルの位置でプレーするケシエ選手は攻守ともに大きな仕事ができるユーティリティプレイヤーと言えます。

同じくコートジボワール出身のスタープレイヤーでケシエ選手同様、センターの位置でプレーするヤヤ・トゥーレ選手の後継者ともいわれているケシエ選手ですが、オールラウンドに中盤をこなす事が出来るトゥーレ選手と似た部分を兼ね備えながら、少し異なる部分も感じますね。

近代のサッカーではセントラルのMFの品質は非常に重要でビッグクラブはこぞって優秀なCMFの獲得に毎年動いています。最近でいえばチェルシーのカンテ選手や、マンチェスター・ユナイテッドのマティッチ選手など、強いチームには象徴となる中盤の核がいます。

ケシエ選手もそんな運動量が多く、攻撃センスも高い選手で監督からの需要は非常に高いといえます。特にミランにはこのようなタイプの選手は居なかったため、ケシエ選手の加入はチームにとっても大きいものになりました。

■ケシエ選手の市場価値は?

2016-2017シーズン、ケシエ選手をはじめガリアルディーニ選手やカルダーラ選手など、様々な若手選手たちが活躍したアタランタ。今夏から名門ミランで新たなシーズンを迎えるケシエ選手の市場価値はどのようなものになっているのでしょうか。

今夏のケシエ選手のミランへの移籍金は2800万ユーロ(現在の価値で約34億円以上)という20歳のプレイヤーとしてはかなり高額での移籍金となりました。ミランと同時に獲得を狙っていた同じくイタリアのクラブのローマも同じ移籍金を提示していましたが、提示した年俸が上回っていたミランへの移籍を決めたとの報道がありました。

気になるケシエ選手の年俸は2億4800万円。同じく日本代表の若手として期待される同世代の井手口選手が年俸2500万円と言われていますので、いかにこの20歳のレベルが高く将来性が期待されているかが数値の面でもわかります。(井手口選手も日本国内ではトップレベルですが)

■ケシエ選手のプライベート、性格は?

20歳にして名門ミランの中心選手として早くも定着しつつあるケシエ選手ですがそのプライベートや性格はどのようなモノでしょう。

残念ながらケシエ選手の彼女の存在など、プライベートの部分に関してはまだ年齢も若いことあり情報としてはありませんでしたが、ケシエ選手の性格をのぞかせるエピソードがあります。

それはケシエ選手のミランにおいての背番号問題です。

ケシエ選手は現在79番という大きい桁の背番号をミランでつけていますが、もともとミラン加入時は19番で入団していました。

この19番という番号にはケシエ選手自身の強いこだわりがあり、それは軍人として従軍した父が亡くなった命日や自身の誕生日など運命的な数字でアタランタ時代もこの背番号をつけプレーしていました。

ところが、今夏移籍市場を騒がせた男の一人、元ユベントスのレオナルド・ボヌッチ選手の加入で問題が生じます。

ボヌッチ選手もまた19番という背番号に強いこだわりを持っており2人の背番号争いはついに話合いまでに発展。結局はベテランのボヌッチ選手が19番をつけることになり、ケシエ選手は79番への変更を余儀なくされます。(79番にした理由は19番に形が似ているからという説が有力)

これからもっと有名になっていけば性格の面などが細かくわかってくるでしょうが、この背番号にかける思いのエピソードを見ているとケシエ選手が家族思いであることは間違いないでしょう。

ケシエ選手がゴール後に行う、敬礼のパフォーマンスも亡き父に捧げたものだそうです。

■ケシエ選手の最新情報、移籍の噂は?

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ミランへの加入時、ひざ軟骨に問題が見つかりメディカルチェックに引っかかるなど不安要素がありながらも、無事ミランに加入したケシエ選手。
第3節が経過したセリエAでミランは2連勝と最高のスタートを切っています。

ケシエ選手はプレシーズン期間(プレシーズンにあたるインターナショナルチャンピオンズカップでは、ドイツ王者バイエルンを相手にゴールを記録、さらに4-0での勝利に貢献)から好調と高パフォーマンスを継続しており2試合ともスタメンでの出場を果たしています。PKながらミラン移籍後初得点も記録し、確実にケシエ選手はスタートダッシュを切っています。

また代表においても、コートジボワール代表として戦うケシエ選手はミランでの役割と異なり、サイドバックでの起用となっていますがレギュラーに定着しています。

アフリカ屈指のスター軍団でもあるコートジボワール代表は、現在ロシアワールドカップのアフリカ予選、グループで首位に位置しており本戦への出場の可能性は非常に高いと思われます。前回のワールドカップではドログバ選手の登場で日本代表を苦しめたコートジボワールは次の大会でも怖い存在になりそうですね。

次のシーズンはミランでの活躍、ワールドカップでの注目するプレーヤーとして日本での認知度もさらに広がっていくでしょう。

ヤヤ・トゥーレ選手など、多くの優秀なMFを輩出しているコートジボワールからやってきたニュースター、フランク・ケシエ選手の今後の活躍にさらに注目ですね!

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