今や絶滅危惧種?現代を生き抜くファンタジスタたち特集。

【ファンタジスタって?】

よく言われる「ファンタジスタ」

実は定義は特にありません。技術にあふれるプレイヤーを総称していうこともあれば、ゲームを作る司令塔、いわゆる10番タイプの選手に使われることもあります。

今回は語源でもある閃きや創造性のあるプレーで観客を魅了する選手に対しての賛辞を【Fantasista(創造的プレイヤー)】と定義し、現代サッカーにおいてのファンタジスタについて紹介していきます。

【元祖ファンタジスタ。ロベルト・バッジョ選手】

ファンタジスタという用語が頻繁に使われるきっかけになった、イタリアサッカー界のレジェンド選手です。

特筆したスピードやフィジカル面の特徴はないのですが、小柄ながら一瞬の判断力や独創性のあるファンタジーあふれるプレーで世界中の人を魅了しました。

往年期もセリエAでプレーし、ボローニャやブレシアなど小さなクラブで中心として実績を上げ続けたまさしく生ける伝説の一人でしょう。

【現代におけるファンタジスタ】

フランチェスコ・トッティ(ローマ)

まさに現存する最後の典型的ファンタジスタと言われた選手でしょう。

同じ時代を築き、同じくファンタジスタと形容されたアレッサンドロ・デルピエロとのイタリア代表でのプレーは我々を常にわくわくさせてくれました。

現在39歳になったローマの王子様はフィジカルの衰えはあるものの、現在も象徴として創造的なプレーを見せてくれています。

最盛期は多くのサッカー少年の憧れとして異次元のプレーを見せてくれました。

リオネル・メッシ(バルセロナ)

今季のバロンドールは取り損ねたものの、名実ともに世界最高の選手ですね。

特徴は誰にも奪うことのできない、ドリブルとボールタッチ、左足から繰り出される決定力の高い強烈なシュートと攻撃的なポジションの選手として非の打ちどころのないパフォーマンスを見せています。

またメッシは現代サッカーのトップクラスでは1試合の走行距離が少ないことも知られています。

王様のごとく振る舞い、一瞬のひらめきで観客を魅了する。

ある意味ファンタジスタという感覚に一番近い選手かと思います。

エデン・アザール(チェルシー)

チェルシーで10番を背負い、中心選手として活躍するベルギー代表でも10番を背負うテクニシャンです。

フィジカルが重要な現代サッカーにおいてテクニックを前面に押し出すタイプの選手で、鋭いドリブルから様々なエリア内でのプレーを選択できるプレイヤーです。

しかし創造的なテクニックだけでなく、アザールはボールコントロールの圧倒的なスピードを兼ね備えたドリブラーで、往年のクラシカルなファンタジスタとは少しイメージが異なります。

しかし現代サッカーにおけるハイブリッドなファンタジスタの一人といって間違いないでしょう。

ネイマール(バルセロナ)

サッカー王国ブラジルの10番にして、所属するバルセロナではメッシ、スアレスとMSNトリオを組み得点を量産中のストライカーです。

そのしなやかな身のこなしから繰り出される創造性あふれるプレーは人々を魅了します。

ブラジルの選手はファンタジスタと呼ばれることは少ないですが、その華麗なテクニックを武器にしているという意味では間違いなく現代のファンタジスタの一人として間違いないでしょう。

メスト・エジル(アーセナル)

高いボールコントロール技術を武器にして、チーム全体を操るゲームメーカーという意味であれば、彼が最も昔ながらのファンタジスタの形に近いのではないでしょうか。

そのドリブルと正確なパスでアーセナル・ドイツ代表にとって欠かせない存在となっています。

いかがだったでしょうか?

この顔ぶれを見ていると「トップクラスの選手」から「世界最高峰」の選手になるためにはいかにテクニックという側面が重要になってくるかがわかります。

「創造的なプレー」をする選手。という真の意味ではファンタジスタが絶滅することは今後ないでしょう。

しかし、現代サッカーにおいては昔のファンタジスタと違い、献身的なランニングや守備、スピードが求められる時代になります。

すでにバッジョのような往年のファンタジスタタイプは現代サッカーでは求められづらく、「絶滅危惧種」とも揶揄されています。

現に現在のサッカー界で活躍するファンタジスタはこのようなスキルを併せ持ったハイブリッド型の選手が多いのではないでしょうか。

しかし、往年のサッカーファンとしては昔のロベルト・バッジョのように一瞬のひらめきで人々を魅了するプレーをするファンタジスタ達をもっと見てみたいと思いますね。

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