イタリアで得点王になったボスニアのストライカー、ジェコ選手とは?

■ローマで再び才能を発揮した世界的ボスニアのストライカー

昨季、欧州4大リーグと言われるセリエAで得点王を獲得し、所属するローマをリーグ3位、チャンピオンズリーグ出場に導いた立役者となったボスニア・ヘルツェゴビナ代表のエディン・ジェコ選手。

ジェコ選手は激しい内戦を経験しながら、複数の人種がまじりあうボスニア代表をけん引しました。

今季ローマは夏の移籍市場で多くの主力選手を放出し、戦力ダウンを強いられておりリーグ、そしてチャンピオンズリーグで納得のいく結果を出していくにはジェコ選手の活躍が必須の課題となってきます。

今季もジェコ選手はリーグ、CLで得点を重ね好調を維持、得点王争いも期待できるプレイヤーとして注目されています。

今回はそんなジェコ選手についてその経歴やプレースタイル、市場価値やプライベートに注目しご紹介していきたいと思います。

■ジェコ選手のプロフィール

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まずはジェコ選手の基本的なプロフィールからご紹介していきましょう。

・名前:エディン・ジェコ

・国籍:ボスニア・ヘルツェゴビナ

・出身地:サラエヴォ(ユーゴスラビア)

・生年月日:1986年3月17日(31歳)

・身長/体重:193㎝/84kg

・利き足:右足

・ポジション:FW

・出身ユース:ジェリェズニチャル(ボスニア)

・現所属チーム:ASローマ(イタリア)

・背番号:9

・所属歴:ジェリェズニチャル(ボスニア)→テプリツェ(チェコ)→ウースティー・ナド・ラベム(チェコ/レンタル)→ヴォルフスブルク(ドイツ)→マンチェスター・シティ(イングランド)→ローマ

・主な獲得タイトル(チーム):ブンデスリーガ(ヴォルフスブルク)、プレミアリーグ(マンチェスター・シティ) など

・主な獲得タイトル(個人):ボスニア・ヘルツェゴビナ年間最優秀選手、ブンデスリーガ年間最優秀選手、ブンデスリーガ得点王、セリエA得点王、UEFAヨーロッパリーグ得点王

・代表歴:ボスニア・ヘルツェゴビナU-19~21代表、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表

■ジェコ選手の経歴

・内戦で揺れる国内で過ごした少年時代

ボスニア紛争まっただ中の戦地で育ち、地下室暮らしという厳しい環境で育ったジェコ選手はプロサッカー選手の父の影響もあり地元のクラブ、ジェリェズニチャルに入団しトップチームへの昇格を果たします。

ジェリェズニチャルからチェコのクラブへ渡ったジェコ選手は1部リーグのテプリツェで13ゴールを記録する活躍を見せます。

その活躍が認められ、当時名将、フェリックス・マガト監督が率いていたドイツのヴォルフスブルクに移籍を果たします。

・ドイツ、イタリアの有名リーグで得点王を経験する名選手に

当時現日本代表でキャプテンを務める長谷部選手も所属するヴォルフスブルクに移籍したジェコ選手はドイツでの活躍で一気にその名を世界に広めます。
加入して2シーズン目には同僚のグラフィッチ選手と強力な2トップを形成するとシーズン26ゴールを挙げ、シーズン得点ランキング2位に入るとヴォルフスブルクの史上初のリーグ優勝に大きく貢献、さらに翌シーズンにもその勢いは止まらず2009-10シーズンには22ゴールで個人として初の得点王を獲得します。

ブンデスリーガの得点王に輝き名を上げたジェコ選手を世界の名門チームが放っておくはずはなく、2011年に高額の移籍金でイングランドのマンチェスター・シティに加入し10番をつけてプレー。

アグエロ選手など強力なライバルはいるものの、大事な局面でゴールを決めドイツ得点王に輝いた時の勢いは衰えたものの、2011年からの3シーズンを2ケタ得点する安定した成績を残します。

その後2014-15シーズンは出場数を22試合と大きく減らしたジェコ選手はイタリアの名門ASローマへの移籍を発表します。

そして迎えた2016-17シーズン。

ジェコ選手はポストプレーの部分だけではなくリーグ序盤から得点を量産し復活。

ナポリのメルテンス選手やユベントスのイグアイン選手などと激しい得点王争いを勝ち抜きヨーロッパ主要リーグ2か国目の得点王を獲得。

再び世界屈指のストライカーの一人としてその名前を上げました

・2014年にボスニア・ヘルツェゴビナ代表としてワールドカップに初出場

そんなジェコ選手は代表でもボスニアのワールドカップ初出場にチームの中心選手として大きく貢献。決勝トーナメント出場はならなかったものの、3戦目のイラン戦でボスニアのワールドカップ初勝利に自らのゴールで大きく貢献。

審判の判定に泣かされた部分はあったものの、この大会で、国民へ希望をもたらしました。

■ジェコ選手のプレースタイル

欧州4大リーグと呼ばれるうち、イタリアとドイツの2か国で得点王に輝いているジェコ選手のプレースタイルは得点能力とポストプレーの能力の両方を兼ね備えたいわばFWのスペシャリストと言えるでしょう。

・欧州4大リーグの内2つで得点王を獲得した得点力

なんといってもジェコ選手の強みはそのフィジカルと決定力を活かしたゴール前での圧倒的な強さと言えます。
ゴール前でボールを受け後述のポストプレーで味方を活かしたり、独力で無理やりターンをしてゴールに押し込むなどDFとしては非常に嫌なタイプの点取り屋と言えるでしょう。

・ポストプレイヤーとしての才能

193㎝と大きな体躯を持ち、フィジカルの強さで前線のターゲットプレーヤーにもなるジェコ選手。
大柄な体格ですが、ジェコ選手は足元の技術が非常に高く、直接ゴールにつなげることのできない場面においても周りを活かすプレーでチャンスメイクも行うことができます。

印象としては同様にドイツの舞台で大活躍しているレヴァンドフスキ選手や現在ユヴェントスで活躍するマンジュキッチ選手など、ゴール前で圧倒的な強さを武器に得点力とチャンスメイク能力の両方の能力を兼ね備えたクラシックなタイプのFWと言えます。

■ジェコ選手の市場価値

昨季、イタリア代表の新星ヴェロッティ選手やナポリのメルテンス選手を抑えセリエAの得点王に輝いたボスニア最高の選手の市場価値とはどのようなものなのでしょうか。

デビュー後、特に評価を受けていなかったジェコ選手がジェリェズニチャルからテプリツェに移籍した際、わずか12000ユーロわずか400万円の移籍金で移籍したことは有名で、加入したテプリツェのディレクターは『宝くじに当たったような気分』とコメントしています。

そんな400万円の選手はマンチェスター・シティに移籍した際に3500万ユーロ(46億円)まで上昇。

この金額を見るとドイツでの活躍がいかに高く評価されているのが分かりますね。

■ジェコ選手のプライベートや性格は?

・美人の奥様と結婚

ジェコ選手には2014年に結婚した同じサラエヴォ出身のアムラ・シライジッチさんという非常に美人な奥様がいます。

・慈善活動に積極的

サラエヴォで戦争を経験したジェコ選手はサッカー選手として成功後、ユニセフのボスニア・ヘルツェゴビナの親善大使に就任し、自然災害で被災した子供たちなどに向けて慈善活動を積極的に行っています。この活動には多数のスポンサーの強力を得ており世界でも評価されています。

・SNS大好きの一面も

ジェコ選手はSNSで積極的に発言することでも知られています。その投稿数は実に1400以上とのことで現代っ子のような1面があることも意外な一面ですね。

■今季も得点王なるか?ジェコ選手の最新情報や移籍の噂は?

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ジェコ選手がプレーするボスニア・ヘルツェゴビナ代表は残念ながらグループリーグで3位となり前回に続く2大会連続のワールドカップを果たすことはできませんでしたが、昨季に続いてプレーするローマでは好調をキープ。

先日のチャンピオンズリーグではグループリーグ最大のライバルでもあるチェルシーを相手にゴールを挙げ2-2の引き分けに大きく貢献。

リーグ戦でもこれまで11試合で7ゴールと得点ランクの上位に位置しています。

今季もインテルのイカルディ選手やユベントスのディバラ選手、ラツィオのインモービレ選手らとの得点王争いになってきそうです。(現在のところこの3選手のゴールのペースが尋常ではないので少し差をつけられている状態ではありますが・・・)

今年の冬にはレアル・マドリードなどからの関心も報道されたジェコ選手ですが、主力選手の流出が相次いだローマでの重要性を考えると、今冬に他のチームに移籍する可能性は低いでしょう。ローマが今シーズンもリーグ上位に入り、チャンピオンズリーグ出場権を手にするまでにはやはりこのエースの得点力が欠かせません。

31歳になっても全くの衰えを見せず世界トップレベルの活躍を続けるボスニアのダイヤモンド、エディン・ジェコ選手の今後の得点王争いから今後も目が離せませんね!

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