「オリジナル10」の誇りを持って、残留を目指す名古屋グランパス

いよいよ残り3節を残して佳境に入ってきたJ1リーグ。

上位争いは前節を終了し、堅実に勝ち点を積み重ねた浦和レッズが単独首位に立ち2位と差をつけた状態で優勝がいよいよ濃厚となってきました。

一方その裏で、JリーグにはJ2リーグへの降格争いという熾烈なバトルが繰り広げられています。

選手にとってもクラブにとっても、来シーズンをJ1で迎えるか、J2で迎えることになるかは死活問題でどのチームも必死です。

現状下位2クラブ、今季昇格してきた元日本代表の井原監督率いるアビスパ福岡と、湘南ベルマーレの降格が決定。

のこり1枠となった降格の位置を実質4チームが争っているという非常に厳しい状況になっています。

特に注目なのは何とか降格圏脱出の15位に位置する名古屋グランパスでしょう。

今シーズンは非常に厳しいシーズンを過ごしていますが、以前プレーしていた闘将闘莉王選手の復帰、監督の交代などで残留に向け光明が見えてきました。

今回はそんな名古屋グランパスを紹介し、注目選手をピックアップしていきます。

■地獄のようなシーズンを過ごした「オリジナル10」名古屋グランパス。

Jリーグの発足時の1993年、当時Jリーグに所属するチームはわずか10チームでした。

その後Jリーグは日本サッカーの発展とともにJ1、J2、J3を合わせて53チームまで増え、リーグ戦の昇格、降格争いが繰り広げられるようになったのです。

日本を代表するトヨタ自動車をバックボーンに持つ名古屋グランパスはレジェンド、ストイコビッチ選手をはじめとする数々の名選手を獲得し、2010年にはそのストイコビッチ監督のもとリーグ優勝を飾った名門です。

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ちなみにJリーグ発足当初に名を揃えた10チームは「オリジナル10」と呼ばれますが、清水エスパルスが降格した昨季でその中でJ2に降格したことのないチームは鹿島、横浜、名古屋の3チームだけとなってしまっていました。

名古屋は今シーズン、チームのレジェンドとしてTV出演などでも有名な小倉監督を迎え戦いをスタートさせましたが「5人目の選手」をキーワードとした個でのサッカーではなくチームの連動性を活かしたサッカーに取り組みましたが結果がなかなか出ず。

ファーストシーズン、セカンドシーズンを跨ぎ、「17戦勝ちなし」という不名誉な記録も打ち立ててしまい、8月をもって休養宣言。

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それまでコーチを務めていたボスコ氏が代理として監督を務めています。

また闘将として過去に数シーズンチームを後方から支え、時にDFとは思えない高い得点力でチームを何度も救ってきた田中マルクス闘莉王選手が復帰し巻き返しを図りました。

体制交代後はチームは見違えるように変化しこれまでタレントをそろえながらなかなか得点を奪うことができなかった攻撃陣が復活し成績は3勝1敗1分けと好調、降格圏だった順位をわずか5試合で残留圏まで引き上げてきました。

注目の選手は何といっても浮上の立役者(?)となった闘将の田中マルクス闘莉王選手でしょう。

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元日本代表の実力はもちろん、積極的なオーバーラップを仕掛けセットプレーの場面で特に効果を発揮します。

しかし、何といっても闘莉王選手の一番の特徴はその熱いリーダーシップ。

リーグでしばらく勝ちのなかった名古屋、気落ちした選手やサポーターにとって精神的支柱となる闘莉王選手の復帰は特に精神面において心強い存在となっているでしょう。

実際に復帰早々熱いプレーや後方から味方を鼓舞する選手は、印象的でした。

現在勝ち点29で降格圏までわずか1ポイント差の15位にいるグランパス。

上位にいるアルビレックス、ジュビロを捕まえて安心の残留圏に残るためには残り試合でできるだけ勝ち点を多く積み上げることが重要です。

ただ残留を目指すチームの中では間違いなく勢いに乗っているチームであるだけにこの勢いのままぜひオリジナル10の意地と誇りを見せてほしいところです。

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